喘息は、呼吸をするときの空気の通り道(気道)が狭くなり呼吸が苦しくなる状態(喘息発作)をくり返す病気です。喘息のこどもの気道は、慢性的な炎症があるために刺激に対して過敏な状態になります。そうするとちょっとした刺激にも敏感に反応してしまい、喘息発作をくり返します。
- どんなことがきっかけで喘息発作は起こるのですか?
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- タバコや花火などの煙
- アレルゲン(ダニ、ハウスダスト、ペットの毛、花粉、カビ)
- 風邪
- 天候や季節の変わり目
- 喘息の治療の目標はなんですか?
- 喘息を悪くする原因を減らす
- 気道の炎症を抑えるための薬を使う
- 喘息の治療ではどんな種類の薬が使われるの?
- 喘息の治療で使われている薬には2種類あります。 ひとつは、苦しくないときも続けて気道の炎症を鎮めて発作を予防する吸入ステロイド薬などの長期管理薬です。もうひとつは、発作のときだけ使って気管を広げて楽にする気管支拡張薬などの発作治療薬です。
引用:こどものぜん息ハンドブック