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今年も１２月を残すのみとなりました。年齢を重ねるたびに１日、１年といった時間間隔は年々早く感じられます。こどもと大人では「体感時間」が異なるようで、「こどもの体感時間は大人の６倍以上」もいわれます。

このことはフランスの心理学者ピエール・ジャネーの著述で「ジャネーの法則」に記述されています。この法則で考えると、「こどもの１０分は大人の１時間」にあたり、１０分待つことはこどもには大変な忍耐を要すようです。

「来週、遊園地に遊びに行こう」という約束は、こどもに換算すると１か月半先にあたり、相当な我慢を要するようです。先の約束は反故にしないように、慎重にしなければいけませんね。

「大人の６倍の濃密な時間を過ごしている」ことを意識したいと思います。

２０２５年２月１５日日本経済新聞より抜粋