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コロナワクチン接種後の心筋炎について

新型コロナのワクチン接種後にまれですが、主に若年男性において心筋炎が発症することが報告されています。心筋炎とは、心臓の筋肉である心筋に炎症がおこり、心不全や不整脈などがおこる病気のことです。胸の痛み、動悸、息切れが主な症状です。心筋炎は、多くはウイルス感染により起こり、新型コロナウイルス感染そのものでも発症する可能性があります。

 

新型コロナワクチン接種後の発症リスク:100万人中5~20人程度

新型コロナウイルス感染そのものでの発症リスク:100万人中6000~23000人程度

Diaz GA, et al. JAMA 2021.PMID: 34347001

Results From the Big Ten COVID-19 Cardiac Registry. JAMA Cardiol 2021

 

上記より、新型コロナウイルスワクチン接種後の心筋炎の発症率は、 新型コロナウイルス感染後の心筋炎の発症率に比較して極めて低いことがわかります。心筋炎に罹患した場合も軽症の場合が多いといわれています。接種後に胸の痛み・息切れ・心拍数が多い・不整脈・動悸がワクチン接種後1週間以内にあった場合は医療機関を受診してください。

デルタ株の流行が拡大する中、12歳以上のお子さんに新型ワクチンを接種するメリットはデメリットを大きく上回ると考えられたうえで、保護者の方々はご検討ください。

日本循環器学会HP参照

厚労省『新型コロナワクチンQ&A』HP参照

 

 

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