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ブログ投稿も半年ぶりとなってしまいました。定期的に医療情報を提供できればと思い始めたブログですが、遅筆が過ぎ申し訳ありません。

早いもので今年もあと１２月３１日を残すのみとなりました。今年は春先から夏にかけてのRSウイルス、ヒトメタニューモウイルス、ヘルパンギーナおよび手足口病の流行、夏場から現在も続くインフルエンザ、溶連菌、アデノウイルスの流行とCOVID１９流行下では息を潜めていた感染症が蔓延した年でした。またCOVID１９が５類感染症に移行した年でもあり、ビフォアコロナに近い日常が戻ってきたのは喜ばしく感じております。当クリニックはというとやはり感染症対策に余念がなく、有熱患者へのPPEは継続しています。

感染症蔓延の中で、問題になっているのが薬剤不足です。２０２１年以降、後発医薬品（ジェネリック）メーカーの製造過程での不正発覚から業務停止などの行政処分が相次いだことが原因です。ただ背景には政府のジェネリック推進政策が背景にあり、採算性を理由に生産量を絞った企業があるなどの要因も指摘されています。インフルエンザやCOVID１９でせき込みが強いお子さんに咳止めをお出しできず大変心苦しかったです。大賀薬局拾六町店をはじめ近隣の薬局と相談しながら、お子さんに最良の処方箋をお渡しできるように連携していきたいと思っております。

医師になり２０年が経過しましたが、薬剤不足は初めての経験です。今まで何不自由なく処方できたのは製薬メーカーの企業努力があってこそですね。