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子どもの新型コロナワクチン、接種をどうするか?

福岡市では3月から5~11歳を対象とした小児用コロナワクチンの接種が始まっています。当院でも3月25日から接種を開始しています。

1.「努力義務」でない理由

小児用コロナワクチンは成人用と異なり、「努力義務」はありません。「努力義務」でない理由としては、オミクロン株に対する有効性のエビデンスが乏しいことにあります。オミクロン株流行前の臨床試験では新型コロナウイルスに対する中和抗体の上昇や発症予防効果も90.7%と有効性が示されています。

2. 副反応について

副反応は成人用コロナワクチンと同様で、接種部位の痛みや倦怠感(50%以上)、頭痛(10~50%)、発熱(10~50%)等がありますが、殆どが軽度又は中等度で安全性に重大な懸念は認められていません。

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3. こどもへの感染拡大を鑑みて

第6波では感染の中心は10代以下の小児でした。重症化するこどもは極めて稀なので、重症化予防の面では疑問を持たれる保護者の方もいるかもしれません。先日、基礎疾患がある10歳未満の児が亡くなられる事例がありました。重症化リスクである基礎疾患がある児や高齢者などへの感染拡大を防止する点では意義はあると考えられます。

まとめ

有効性、安全性、発症予防効果、感染拡大防止などを総合的に考えての判断になります。悩まれている保護者の方はお気軽にご相談ください。

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